のどの薬 of 田辺薬局の Life with 漢方

のどの様々なトラブルに

秋冬は空気が乾燥し、のどや鼻など外気に触れる粘膜が炎症を起こしやすくなります。
粘膜は鼻水や唾液などの分泌物で潤すことでウイルスや細菌を外に追い出します。
粘膜が乾いていると風邪などにもかかりやすくなります。
風邪の症状は「熱性」と「寒性」がありますので、症状によって漢方薬、食べ物を使い分けてみて下さい。
舌は寒熱を見分けるポイント。
舌が赤く、苔が少ない時は「熱性」。
舌が白っぽく、苔がべったりついている時は「寒性」。

急激な使い過ぎによるのどの症状は基本的に「熱性」または「乾燥」です。
ただし慢性化している場合はもともとの体質などによって「寒性」になっていることも。

漢方薬は副作用がないといわれますが、効能が逆のものを飲んでは効果がないだけでなく、不調が続くことも。
くわしくはお問い合わせ下さい。
TEL  046-231-0264(AM10:00〜PM7:00)

炎症のある時(痛む、赤く腫れる、痰が黄色い)には冷やす漢方薬、乾燥する時には潤す方薬、冷えて機能が落ちている時には温める漢方薬が基本です。

○のどの痛み、赤く腫れる
天津感冒片(テンシンカンボウヘン)、凉解楽(リョウカイラク)
○のどの使い過ぎ
甘草湯(カンゾウトウ) 水に溶かして持ち歩くと便利
○のどの乾燥感
麦門冬湯(バクモンドウトウ)、養陰清肺湯(ヨウインセイハイトウ)
○つまった様な異物感    半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)
○声がれ
響声破笛丸料(キョウセイハテキガンリョウ)
○咳 痰なし
麦門冬湯(バクモンドウトウ)
○咳 白い痰
平喘顆粒(ヘイゼンカリュウ)、小青竜湯(ショウセイリュウトウ)
○咳 黄色い痰
麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ)
○のどがだるい
レオピンファイブ・レオピンロイヤル

のどに良い食べ物

肺を潤し、咳を鎮める作用:ごぼうれんこん、ぎんなん、ゆり根杏仁、白きくらげ、はちみつ、きんかん
のどの痛み:くず粉、菊花きゅうり、かりん

炎症のある時には、唐辛子、こしょうなどの香辛料、ねぎ、にんにくなどの薬味野菜「辛味」や「温熱性」の強い食材は控えめに。