③基礎体温 of 田辺薬局の Life with 漢方

③基礎体温を測りましょう

ちゃんと2層に分かれていますか?

あなたの体質も見えてきます

bind_free049.jpgお仕事や家事・育児でお忙しい皆さん。
毎日毎日しっかりと基礎体温を測っていらっしゃる方がどれくらいいるでしょう。
特にお子さんが欲しいと考えていらっしゃる方以外は、婦人体温計さえ持っていないかもしれません。
「婦人体温計」ご存知ですか?
普通の体温計は小数点以下1ケタまでしか出ませんが、婦人体温計は小数点以下2ケタまで測れます。
女性の体温変化はそれだけ繊細なのですね。

低温期の体温は36.0℃前後(±0.2℃)。
高温期の体温は低温期の体温と0.3〜0.5℃の幅があればよいとされています。
妊娠すると高温期の体温よりももう0.2〜0.3℃上がります。

この体温変化は、ホルモンの働きによって起こっています。
つまりホルモンバランスが崩れていると体温の変化の幅が小さくなったり、あるいはまったくなくなった
りしてしまうのです。
周期的にちゃんと生理がきている人の中にも、体温が上がっていないことがあります。

中国漢方では、低温期は「陰」が支配し、高温期は「陽」が支配していると考えます。
この陰陽のバランスを整えるためには、周期で薬を飲み分けます。
低温期には卵の発育を助ける「陰」の薬を、高温期には体を温めて体温を維持する「陽」の薬を。
そして生理中は内膜をしっかりと排出させ切るために活血薬(血の巡りを良くする)を使います。

「婦人科の検診はちょっと・・」という方は、ぜひ3ヶ月がんばって体温を測ってください。
生理や体の不調がグラフに表れているかもしれませんよ。