のどの様々なトラブルに

秋冬は空気が乾燥し、のどや鼻など外気に触れる粘膜が炎症を起こしやすくなります。
粘膜は鼻水や唾液などの分泌物で潤すことでウイルスや細菌を外に追い出します。
粘膜が乾いていると風邪などにもかかりやすくなります。
風邪の症状は「熱性」と「寒性」がありますので、症状によって漢方薬、食べ物を使い分けてみて下さい。
舌は寒熱を見分けるポイント。
舌が赤く、苔が少ない時は「熱性」。
舌が白っぽく、苔がべったりついている時は「寒性」。
 
急激な使い過ぎによるのどの症状は基本的に「熱性」または「乾燥」です。
ただし慢性化している場合はもともとの体質などによって「寒性」になっていることも。
漢方薬は副作用がないと言われますが、効能が逆のものを飲んでは効果がないだけでなく、不調が続くこともあります。
詳しくは問い合わせください。
 

のどに良い食べ物

肺を潤し、咳を鎮める作用:ごぼう、れんこん、ぎんなん、ゆり根、梨、杏仁、白きくらげ、はちみつ、きんかん
のどの痛み:くず粉、菊花、きゅうり、かりん
 
炎症のある時には、唐辛子、こしょうなどの香辛料、ねぎ、にんにくなどの薬味野菜や「温熱性」の強い食材は控えめに。

 

 
〇のどの痛み、赤く腫れる
天津感冒片(テンシンカンボウヘン)、涼解楽(リョウカイラク)
〇のどの使い過ぎ
甘草湯(カンゾウトウ) ※水に溶かして持ち歩くと便利
〇のどの乾燥感
麦門冬湯(バクモンドウトウ)、養陰清肺湯(ヨウインセイハイトウ)
〇つまったような異物感
半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)
〇声がれ
響声破笛丸料(キョウセイハテキガンリョウ)
〇咳 痰なし
麦門冬湯(バクモンドウトウ)
〇咳 白い痰
平喘顆粒(ヘイゼンカリュウ)、小青竜湯(ショウセイリュウトウ)
〇咳 黄色い痰
麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ)