⑯女性の4大症状と不妊 低体温
女性特有の体質として多く見られる貧血・冷え・低血圧・低体温
4回目、今回は低体温と不妊の関係についてです。
手足、全身の冷えとして実感できる「冷え症」と違い、冷えを感じていない方でも体温が低いことがあります。
まずは1ヶ月基礎体温をつけてみてください。
生理後の低温期でも36℃以上ありますか?
女性は、生理周期によって体温が変動しますが、低温期の体温が36℃を下回る低体温だと卵胞の発育やホルモンの分泌が低下し、妊娠しづらいと考えられます。
また、受精、着床しても子宮の温度が低いと流産しやすくなります。
産卵する動物たちが自分の体温でタマゴをう化させるように、人間も体内でタマゴをう化させるには一定の体温が必要なのです。
「体温が低い」ということは、不妊だけでなく免疫力や自律神経、ホルモン分泌などの身体機能がすべて低下し、病気にかかりやすくなるというサイン。
風邪やインフルエンザ、膀胱炎などのウイルスや細菌の感染や、ガン、アレルギーなど免疫不全による病気にならないためにも体温をしっかり保ちましょう。
体温を作り出す生命エネルギーの産生力が低下している「陽虚」の方は、最近若い方にも増えています。
せっかく食べた物も、吸収して、分解して、燃焼しなければエネルギーになりません。
排卵、受精、着床、そして出産にはものすごく多くのエネルギーを必要とします。
「補腎陽薬」で根本から身体が温まるようにしましょう。
ぜひ一度、ご相談ください。
低体温の原因とは…
①冷暖房の完備
②シャワーだけの入浴
③体を締め付ける下着
④運動不足
⑤ストレスによる血行不良
⑥朝食抜きや食べ過ぎ
⑦冷たい物の取り過ぎ
⑧甘い物の取り過ぎ
⑨季節外れの野菜や果物
⑩過激なダイエット