⑱夏バテと不妊の関係
冷たいものをガンガン取っている方は要注意!
日本人は元々胃腸の弱い民族
梅雨が明け、今年もやはり暑い夏となっています。
日中の気温もさることながら、寝苦しい熱帯夜が連日続くと体力を消耗し、食欲も落ちて夏バテを起こしてしまいます。
精力とは体力の余り。
つまり夏バテをしてしまうと精力もダウンしてしまうのです。
特に中国医学では、生殖の原動力である『精』には二通りあると考えられています。
一つは自分が産まれる時に両親から受け継いだ『先天の精』。
二つ目は日々の食べ物から吸収する『後天の精』。
先天の精は、『腎』に蓄えられて成長、発育、生殖、老化の抑制を促し、体力・免疫力の源となります。
後天の精は、『脾(胃腸)』で食べた物が栄養と排泄物に分けられ、日々のエネルギーとなるのです。
妊娠にはどちらの精も不可欠。
夏バテを起こすと、まずは『脾』の働きが落ちてしまい、長期間症状が続く様だと『腎』『脾』両方ともの働きが落ちてしまいます。
冷たい水を多く取る人も『腎』に負担をかけてしまいます。
体力、生殖能力ともに女性は28歳、男性は32歳がピーク。
自覚されない夏バテの方もいらっしゃいます。
だるい、食欲不振、眠りが浅い、下痢が続く、夜中にトイレに起きる、気分が落ち込むなどの症状が出ている方は要注意です。
年々、猛暑日の記録が伸びていく夏。
暑さで消耗した体力・精力、冷房・冷飲食で動きの低下した内蔵機能を取り戻し、万全の体制を作るには夏のこの時期のケアが大切です。
ご夫婦ご一緒にご相談ください。