血液検査で異常がなくても「貧血」に

女性は特に、血液検査をした時に、ヘモグロビン値が低くお医者様から「鉄欠乏性貧血」と言われた事がある方も多いでしょう。
 
めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、抜け毛・白髪、生理不順、不眠などの症状が出ます。
 
しかし、これらの症状が出るのに、血液検査をしても異常値が出ない方もいらっしゃいます。
 漢方では、血液の量が少ないだけでなく、働きが落ちている方も【貧血】と考えます。
 栄養や酸素を全身に運ぶ血液の働きが落ちているので、内臓や神経などにも影響します。
タイプに合わせて血液の質を上げていきましょう! 

 
【気血両虚(エネルギー不足、血液不足)】 補気薬+補血薬
食欲がない、食べても太れない、胃下垂、疲れやすい、風邪を引きやすい、アレルギー体質、冷え症。
 
【陰虚血虚(潤い不足、血液不足)】 補陰薬+補血薬
ドライシンドローム(目が乾いてしょぼしょぼする、充血する、ドライマウス、鼻やのどの粘膜が乾燥する、皮膚がカサカサして粉をふく、膣が乾く)、膀胱炎・口内炎・舌炎・鼻炎をよく起こす、ほてり・のぼせ、こむら返り。
 
【血虚お血(血液不足、血液ドロドロ)】 補血薬+活血薬
顔色が悪い、唇が黒っぽい、シミ・そばかすが多い、生理痛がひどい、頭痛・筋肉痛・関節痛・神経痛、肩こり。
 
男性も、胃腸虚弱の方は貧血症状が出やすくなります。
不妊症の原因ともなりますので、10代の若い頃から貧血対策をすることが大切です。
 
「血流測定機」で血液の状態がわかりますので、気になる方は測定しにいらして下さい。
 体質や現在の症状にあわせた漢方薬の調合もしておりますので、気になる事がございましたらご相談下さい。