第14回 ハーモニー検定
来年2月に行われる日本初の【聴く力】を試す『ハーモニー検定』のサンプル問題を体験いたしました。
五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)そんな原始的な感覚が鈍くなってきた現代人は身体の変化や病気のシグナルに気がつかなかったり、精神的な病気にかかりやすくなっています。
老化も五感の鈍りとして出やすくなります。
では【聴く力】とはどんなものなのでしょうか。
TOKO)人間は、実は聞き流している事も多く、聞き取ろうと意識しなければ聞こえてこない事がたくさんあります。
この『ハーモニー検定』は【聴く力】を試す試験ではありま
すが、何度も問題を聞く事で耳を鍛える事もできるのです。
DEN)いつも音取りに苦労する私の耳でも聞き分けられるかしら。
TOKO)もちろん。
一番簡単な5級は音楽教育を受けていなくても注意深く聞けば大丈夫だし、ピアノや吹奏楽などの経験がある人だったら
4級もいけるんじゃないかな。
DEN)そうか、ちょっと自信ないけどまずはサンプル問題にチャレンジして耳を少しずつ鍛えてみます。
TOKO)どうでしたか?
ゴスペルでハモっているから簡単だったでしょ?
DEN)思ったよりも出来ましたね。
はっきり解るというよりも、なんだか気持ち悪く落ち着かないものはハーモニーが狂っていた!という感じ。
TOKO)これが3級になると講師レベルになるので、半音だけ狂っているものを聞き分けるという難問に。
DEN)それは無理だわ〜。
でも1問目「何人で歌っているでしょうか?」は難しい!
TOKO)これもコツがあって、よく聞くと歌い出しが微妙にずれているので数えていくと解りますよ。
DEN)ええ〜本当に?(もう一度再生)本当だ。
TOKO)聞こえていないわけではなく聞き所を間違えちゃってるだけ。
DEN)教えちゃっていいの?
TOKO)今回は間に合わなかったので出来ませんでしたが、来年はハーモニー検定対策講座もする予定なので、全然問題ないですよ。
コツをつかんで楽しんで下さい。
DEN)面白問題の「花火は何発上がったか?」とか「5番目に初めて上がった候補地は?」なんかは集中力を試される問題だね。
TOKO)そう、これも聞き分けの一つ。
耳の機能が衰えてしまったり、脳の活動が落ちてしまっていると難しくなってくるかも。
認知症の予防に楽しみながら耳の訓練をしてもうのもいいよ
ね。
DEN)機能的な衰えが気になる方には漢方薬の出番です!
実は五臓それぞれ感覚器官とつながりがあるのです。
耳の衰えは「腎の衰え」
目の衰えは「肝の衰え」
舌の衰えは「心の衰え」
鼻の衰えは「肺の衰え」
口の衰えは「脾の衰え」
TOKO)お酒を飲み過ぎてしまった後、目が充血するのも関係ある?
DEN)あるよ。
お酒の熱が肝臓にこもってしまったので、目が充血しちゃったんだね。
熱を冷ます「黄連解毒湯」や肝臓の血流を良くしてお酒の代
謝を促すものなんかを飲むといいよ。
忘年会が続くご主人に飲ませてあげて。
TOKO)そうします(笑)。
そうか、耳の衰えは腎なんだね。
耳鳴りや突発性難聴なんかの病気になってしまった時も
「腎」を補ってあげたらいいのかな?
DEN)病気によっては違った漢方薬になってしまいます。
耳鳴りや突発性難聴など、急性のものは耳の周りの毛細血管の血流改善がまず第一に。
ストレスや睡眠不足、疲労なんかでよく出てくるからね。
TOKO)若い人でも周りで悩んでいる人がいらっしゃいます。
ストレスがからんだ病気はやっかいだよね。
DEN)長期化している病気だと「腎」を補うものなんかも合わせて飲んでもらったりもするんだけど。
頭でっかちになってしまった人間はとにかく感覚がにぶって
無理しているので、老化に関係なく感覚を鍛えるのと同時に
元気になる補腎薬も必要かもね。
TOKO)わかりました。
じゃあDENちゃんは来年2月16日の5級試験目指して、これからもサンプル問題聞き込んで下さい。
DEN)はい、頑張ります。
でもこれ、クイズ問題みたいで本当に楽しいよね。
TOKO)実は来年『今日のハモキングは誰?』というクイズイベントも企画しています。
ハーモニー検定【楽器版】も作っていきますよ。
音楽初心者の方も、生徒さんを指導されているようなベテラ
ンの方にもとにかく楽しんで受けていただいて為になる検定
にしていきたいと思っています。