マスク着用の夏、という異常事態をなんとか乗り越えて過ごしやすい季節になりました。  
ただ、秋・冬と【コロナ+インフルエンザ】のダブルウイルスに備えなくてはいけません。  
血流を良くして、全身に酸素と栄養が行き渡るよう、アルコールも適切な量であれば有効です。  
今回はTOKOさんと女性でも飲みやすい薬酒を作ってみました。
出来上がりはまだ先になりますが、今から試飲が楽しみです。  
 
TOKO)冬になると全身冷えやすいので、身体を温めてくれる薬酒は嬉しいな。
ただ、あんまり漢方薬くさいと飲みにくいかも?
どういったものを漬けたらいいんだろう。
 
DEN)女性でも飲みやすい薬酒にするなら、クコの実やナツメ、杏、サンザシなどの果実類だと甘酸っぱくて飲みやすいよ。
朝鮮人参だとか、スッポンだとか滋養強壮に効く!ってやつはなかなか個性が強くて飲みにくくなってしまうので。
 
TOKO)朝鮮人参、効きそうだけどね。
今回は、味も重視でクコの実とナツメでいきましょう!
 

 
DEN)クコの実、ナツメ、氷砂糖、ウォッカ。
生薬によっては漢方薬局でしか手に入らないものもありますが、クコの実やナツメは輸入食材を扱っているお店でも手に入ります。
   
TOKO)貧血の時に、サンザシ買って食べたわ。
 
DEN)多分それは「山査子餅」かな。
拍子木状や薄い円形に作られたサンザシのお菓子で、実そのものは乾燥した輪切りで売られている事が多いけど食べるのは大変かも。
 
TOKO)そうそう、拍子木状だった。
お酒は何でも良いのかな。
ワインとかに漬けたらサングリアみたいで美味しそう。
  
DEN)漬けて2週間ぐらいですぐに飲むのであればワインでも良いけど、ある程度置いて熟成させるならばアルコール度数25℃以上の蒸留酒にして下さい。
やはり衛生面が怖いので。
 
TOKO)そうか。
だからホワイトリカー(焼酎)をよく使ってるんだね。
今回はお酒も味を重視してウォッカにしてみました。
 

   
DEN)クコの実は、ゴジベリーと言われ楊貴妃も美容のために食べていたと言われます。
肝・腎を補い、目をスッキリさせ、血糖値を下げる作用も。
脂肪を代謝させる働きもあります。
 
ナツメは、胃腸機能を助け、血を増やして精神を落ち着かせます。
漢方薬の処方の中では、薬の副作用を和らげる働きも。
  
TOKO)一緒に作るんじゃなくて、それぞれ1瓶ずつ作って味も比べてみよう! 
 

   
DEN)2週間から1か月で飲み始められますが、もう少し置いておいた方がなじんで飲みやすくなると思います。
  
TOKO)そんなにお酒に強くないので、じっくり熟成させて飲んでみよう。
出来上がりが楽しみです。
    
DEN)また、出来上がって飲んだ時にご報告いたします。
 
 
【薬酒レシピ】
〇お好みの食材:クコ、ナツメなど実なら100g
        紅花(べにばな)など花や葉なら30~40gなどどれか一つ
〇焼酎、ウォッカなどアルコール度数25度以上のお酒:1L
〇氷砂糖:50g(お好みで)