④無排卵月経

一見ちゃんと生理があるようで排卵していない?!

基礎体温を計ってみましょう

 本来、生理は成熟した卵胞が排卵され、黄体ホルモンが分泌されて子宮内膜が厚くなり、受精卵の着床がなければ内膜が剥がれ落ちて出血します。
 しかし、排卵できていなくても出血が起こることがあります。
 生理が始まったばかりの思春期や終わりかけの更年期に起こるのは病気ではなく生理的なものですが、そうでない場合は卵巣や脳の中枢部分に問題がある事も。
 生理の量が少なく2,3日で終わってしまったり、だらだら続いたり、周期が短くなったり、長くなってしまったりする方は、一度基礎体温をつけて下さい。
 排卵されていない場合、体温が低温期と高温期の2相にならず、ガタガタとした波形になっています。
 無排卵になる原因としては『ストレス』があげられます。
 無理なダイエットによる体重の急減、激しい運動のし過ぎ、過度の精神的・肉体的ストレス、生活習慣の乱れ、喫煙、血行不良など。
きちんと28日周期で来ているのに「無排卵月経」だったというケースもあります。
 排卵していないと妊娠できません。
漢方では、ストレスによる気の滞り、血の滞りを改善するものや卵巣機能を高めるものを使い、排卵を促します。
 長期間排卵しないと卵巣機能が落ちてしまいますので、まずは基礎体温を測り、早めにご相談下さい。