お口の中は雑菌の温床なのです!

外から色々な物が入ってくる口の中は、雑菌がウヨウヨしています。
しかし、口腔常在菌という病原性のない細菌が常に口の中にいることで、炎症を起こしたり、肺炎を誘発するような有害な細菌が増えるのを抑えてくれています。
また、口腔粘膜はとても抵抗力・再生力が高いので、傷ついても数日から1週間もすれば新しい細胞に生まれ変わり回復する事ができます。
 
ではなぜ、口内炎、歯肉炎、ヘルペス、舌の痛み、歯痛、知覚過敏、口臭などが出てきてしまうのでしょうか。
口の中の問題ではなく、全身の不調が口に現れているのです。
 
①老化  皮膚が乾燥してシワになるように、年とともに唾液の分泌量が少なくなり、口腔常在菌が減ってしまう。
 身体に潤いを与える漢方薬:亀鹿仙、亀鹿霊仙廣、活命参、六味地黄丸、麦門冬湯など
 

 
②ストレス  緊張すると交感神経が優位になり、唾液の分泌量が少なくなってしまう
 気の流れを良くしてストレスを解放する漢方薬:救心感應丸、能活精など
 
③胃腸障害  飲み過ぎ、食べ過ぎ、胃弱などで食積(消化不良)を起こし、粘膜の炎症が起こる
 
 胃の働きを助け、消化を促す漢方薬:健胃顆粒、健脾散、黄連解毒湯など
 
④慢性疲労  粘膜の抵抗力が落ち、雑菌感染を起こしてしまう
 エネルギーを補給し、抵抗力を高める漢方薬:霊黄参、麦味参顆粒、衛益顆粒など
 
⑤抗生物質の服用  細菌を殺す働きの抗生物質は、常在菌も殺してしまうため、細菌バランスが崩れてしまう
 細菌バランスを整える:イサゴール50億、バイオリンク
 
 
急に強い痛みが出た、長年患っているがなかなかスッキリ良くならない、くり返し出るなどその方の症状によってお薬を調合いたしますので、ご相談下さい。